囲碁が強くなりたい(`・ω・´)

東洋囲碁8~9段、幽玄の間8段で打っています。囲碁の上達法や棋書の書評等をメインに書いていくブログです。

「詰碁の神様 前田陳爾 傑作集2」~ぐんぐん詰碁力がついてくる

古典詰碁に引けを取らない完成度と有名さ

こんにちは(´・ω・`)

今回紹介するのは平凡社出版、前田陳爾 著

詰碁の神様 前田陳爾 傑作集2です。

「詰碁の神様 前田陳爾 傑作集1」~ひねりの利いた詰碁だらけ 

↑の続編です。

名著ばかりである前田陳爾先生の詰碁集の一つになります。

本書の編集者の一文より、

前田詰碁の材料を整えるにあたって、改めて驚いたことがあった。というのは、時折、これは昔から有名な詰碁のはずだが、と思わされる作品にぶつかったことである。玄玄碁経などの古典だと思っていたいくつかの詰碁が、実は前田九段の作品だったのだ。編者の勉強不足をさらすようなものだが、それだけ前田九段の詰碁が有名になっているということでもある。

と書いていました。これは自分も同じ感想を持ったことが多々あり、現在出版されている基本詰碁などを扱った棋書の中には、かなりの確率で前田詰碁の作品が模倣されているのを見かけます。

本の内容

本書の構成は、

第1章:力をつける詰碁

第2章:会心の打碁

第3章:随筆選

となっております。

メインである第1章の詰碁では、全110題で難易度順に「1冴えた詰碁」、「2盲点の詰碁」、「3鑑賞の詰碁」と分けられています。

とくに「3鑑賞の詰碁」は並のアマチュアではやや難しいレベルなので、鑑賞目的となっています。

問題図

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↑黒先生きの問題です。結構有名な形ですが、前田先生の作品らしいです。

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↑黒1と素直(?)に一眼を作ろうとすると、白2・4と粘られコウに持ち込まれます。

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↑他に直接一眼を作ろうとする手は黒1のコスミくらいですが、白2で無条件で死んでしまいます。

このような詰碁では、ちょっとした手筋を使うのです。

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↑ということで黒1の出が正解です!!白の応手によってその後の打ち方を決めるという手筋になります。

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↑白1と打てば、ここで黒2のコスミが決め手になります、白3には黒4でオイオイオトシ。

ちなみに黒2で3に打つと、白に2に打たれ失敗図と同じコウにされます。

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↑白1とこちらに打てば、黒2で次に白a,黒bの生きです。

詰碁力のつく問題だらけ

前田詰碁全般に言えることですが、形がシンプルで筋が綺麗な問題だらけなので、詰碁力をつけるのに最適といえます。

象棋力としてはアマ3段程度が目安でしょうか。

また詰碁以外にも、前田先生の会心の棋譜解説や前田先生が選出する「詰碁名作ベストテン」などが掲載されており、それだけでも見る価値が十分あるでしょう(^^)v

評価S(`・ω・´)

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