囲碁が強くなりたい(`・ω・´)

東洋囲碁8~9段、幽玄の間8段で打っています。囲碁の上達法や棋書の書評等をメインに書いていくブログです。

「世界の新手、新定石」~定石進化の過程を鑑賞できる

新手、新型を詳しく解説

こんにちは(´・ω・`)

今回紹介するのは、河出書房新社出版、加藤正夫 著、

世界の新手、新定石です。

 

「定石」といえば、「隅での双方最善の攻防」や「決まった打ち方」などのイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。しかし、最近は様変わりしていて辺での攻防を含めた全局的定石や、部分に固執しない自由な発想による着手も出現するようになりました。

要は昔に比べて、(既存の)定石による支配は弱まっているのです。当然昔も定石の変化や進化は起こっていましたが、現在ではそのスピードも量も桁違いになっています。

自発的にしっかり勉強しないとすぐに置いていかれる時代なのです(; ・`д・´)生半可な知識で流行っている新手・新定石を打つと大体痛い目に遭いますので、しっかり学んでおきましょう(^^)v

本書ではここ1、2年(当時は平成12年)の新手や新型の背景をできるだけ説明して、その型を体系的に把握しやすいようになっています。第2・3章はまさに「辺の定石」であり、定石進化の過程を追体験することができます。

本の内容

本書の構成は、

第1章:注目の新手、新型

第2章:中国流裏ガカリ

第3章:一間バサミの新型整理

となっています。

問題図

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↑第1章の中からピックアップしました。「単ビラキにケイマ」と「三々単ツケ」は皆さんも打たれたことあるのではないでしょうか?

どれも有力な型なのでしっかり知っておきたいですね。

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↑第2章の中からピックアップしました。中国流に対する裏ガカリが主題です。

中国流は今も昔も人気の布石ですね。裏ガカリは結構変化が多いので、軽い気持ちで打つと相手によっては迷宮に連れていかれます(笑)

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↑第3章からピックアップしました。星の一間バサミの変化ですね。意外とこの型について詳しく取り上げている棋書は少ないので、なかなか見所があります。

「二間受け」なんか実戦で打ったことも打たれたこともないですが(^_^;)

即戦力になる型が多い

本書で解説している型は即戦力になるようなものが多いです。さらにただ手の解説をするだけでなく、その型が生まれた背景も説明されているのでより理解しやすいのがいいですね(*^^)v

平成12年出版の棋書ですが、平成29年現在でも十分に役立つ内容と言えるでしょう。

レベルとしては高段者向けですが、有段者レベルでも参考になると思います。

評価A(^ω^)

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