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囲碁が強くなりたい(`・ω・´)

東洋囲碁8~9段、幽玄の間8段で打っています。囲碁の上達法や棋書の書評等をメインに書いていくブログです。

囲碁AIの進化による期待と不安

雑談 雑談-1~50

囲碁AIの台頭

最近囲碁界の話題の中心になっているのはタイトル戦でもなく、国際棋戦でもなく、囲碁人工知能(AI)です(^_^.)

AlphaGo登場の衝撃

去年終わりにGoogle囲碁AI「AlphaGo」が中国出身のプロを互先で倒したこと、そのAIが今年の初めに世界でも最強の一角であるイ・セドル9段に4勝1敗で圧倒したことは記憶に新しいのではないでしょうか?特にイ・セドル9段と打ったAlphaGoの棋譜はその後、多くの棋士たちに影響を与え、「AlphaGo定石」なるものまで登場しました。

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↑有名なツケヒキ定石ですが、ここですぐに1と2の交換をするのはAlphaGoが打ちだした手法。それまでは相手を固めて味消しになるというのが定説でしたが・・・。

定石では1を打たずにヒラくのですが、AlphaGoはそれを省く手法を披露し、最近ではここで手抜きという打ち方が現れました。少し前までは信じられない打ち方ですね。

ちなみにAlphaGoは今でも自己進化を続け、噂ではトッププロに4子置かせるほどの力を付けているとかΣ(゚Д゚)流石に信じられませんが(笑)

国産囲碁AI、ZEN

AlphaGo登場以降、その手法を使って、プロ級の国産AIが生まれました。先日趙治勲先生と3番勝負を争って1勝2敗と健闘した「DeepZenGo」ですね。

このAIは実は昔からネット碁kgs」で対局ができ、3番勝負以降はものすごい人気で打つのも一苦労です。実力もすでにトッププロ級になっており、某アマトップや某プロが2子置いて負けるほど・・・。(勝った碁もあります)さらにはあるプロが3子置いて持碁にされたという噂すら出てきています。

ちなみに私は3子置いて2回挑戦することができましたが、2連敗(´;ω;`)1局目は緊張し過ぎて稚拙な碁でボロボロにされました。2局目では緩着を打ちつつも粘っていましたが、終盤で手拍子の失着で3目負けになりました(´・_・`)それがなければ残っていたと思います。 (追記:2016/12/08にZENに3子で圧勝して雪辱できました)

ここまで強くなったZENですが、いままで天頂の囲碁シリーズで市販化されており、最新の「天頂の囲碁6」は東洋囲碁で9段になることができるレベルらしいです。そして大幅に強くなった今のZENが例えば「天頂の囲碁7」という感じで市販化されることが予想されます。

またスマホアプリの囲碁ソフトもめきめきと強くなり、いずれこちらもプロ級になるのは時間の問題と言われています。

囲碁界の今後の課題

そこで私が不安なのが

①プロ棋士の価値がほとんどなくなりプロ棋戦衰退。

②プロとアマの棋戦でソフトによる不正行為が起きる事。

③それらにより囲碁というゲーム自体が衰退しまう事。

です。

①については、「プロの価値とはなんぞや?」という議論が必要かもしれませんが、個人的には99%以上「碁の強さ」が占めていると思っています。

囲碁普及などもプロの大事な仕事ではありますが、アマでもプロ以上に普及活動をしている人達はたくさんいます。むしろプロがいない地方を支えているのはアマによる普及ではないのでしょうか。

またプロ試験自体が囲碁の強さを競うやり方であること、プロの世界は勝てばお金が入ってくるが、負けたらそこ終わりという非常に厳しい世界です。

そしてAIの発展によりプロの絶対的な価値である「碁の強さ」が減少してしまうと、プロ棋戦にお金を出してくれるスポンサーが減るのではないのかという不安を私は勝手に持っています(^_^;) これについては希望的な意見もあるのであまり悩んでもしょうがないのかもしれませんが。

②についてですが、目下こちらの方の対策が急がれるでしょう。お隣の将棋界ではプロがソフト使った不正を行ったと騒ぎになりましたね。プロの棋戦については日本棋院などがいずれ取り掛かってくれることを期待します。

 問題はアマの大会。アマの大会は主催は日本棋院とかが多いのですが、実際に運営するのは地元の囲碁関係者です。不正をしようとすればいくらでもできるのが実情です。持ち時間が少ないアマの碁でスマホを見るために何度も離席するのは現実的ではないかもしれませんが、抑止力となる厳しい既約(不正行為をしたら罰則)や大会前の警告だけでも効果はあると思います。

ただネット碁でやる大会は、不正が特に出てくるかもしれませんね。私もネット碁の大会で強い人に代打ちさせている事例を何度か見たことがあります。ソフトだとさらにしやすくなりますからね。

さらに言えばネット碁はソフト打ちだらけになる可能性もあります。というかkgsではすでにソフト打ちが横行していて、6d以上の高段者でもウヨウヨしており、辟易しました(^_^;)

③については①と②が当たれば自動的にそうなりますね。

囲碁AI進化のメリット

もちろんAIの進化はいい面もあります。ソフトがトッププロ級やそれ以上の強さになると今度は人間側がそれを使って勉強することができます。

今のトッププロはさらなる高みを目指しやすくなる。周りに強い人がいないアマは今まで以上に強くなりやすい時代になるでしょう。人間とAIの共存共栄が理想的な姿と思います。

期待と不安が渦巻いていますが、いい方向に向かうと嬉しいですね(`・ω・´)

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