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囲碁が強くなりたい(`・ω・´)

東洋囲碁8~9段、幽玄の間8段で打っています。囲碁の上達法や棋書の書評等をメインに書いていくブログです。

「基本死活事典上巻(趙治勲)」~基本死活を疎かにする者、碁は強くならず( ˘ω˘ )

基本死活は碁の基礎力!

今日の棋書紹介は日本棋院出版 趙治勲 著「基本死活事典上巻」です。

この本は相当有名で絶版になった後、定価2000円ぐらいだったのがプレミアがついて一万円前後の値段で取引されていました。張栩先生の新しい死活事典が出て、だいぶおさまりましたが(^_^.)

「基本死活事典」(張栩)~新版基本死活事典の紹介!!

皆さんは基本死活の勉強をしたことがありますか?もしあなたが高段者さらには県代表クラス以上を目指しているのであれば基本死活のマスターは必須条件になります。

基本死活とは実戦に頻出する隅・辺の死活の型のことを言います。詰碁と違う点は答えが複数あったり、黒先で手なしというものがあったりする事とかです。

本の内容

第1部:隅の死活

第2部:辺の死活

第3部:応用死活

となっております。

 問題図

 f:id:kazutan0813:20161203203109p:plain

↑これは基本死活を語る上でまず最初に出てくる形で通称「隅のL字型」といいます。

基本的にこの形は黒から打っても生きはありません。外の関係でAかBが先手になれば生きることはできますが・・・。

f:id:kazutan0813:20161203203310p:plain

 ↑次のこの形。実戦によく出る形ですね。黒からは打てば生きますが、白から打てば殺せます。生きる手も殺す手も複数ありここでは省きますが、白番で殺す手の一例を挙げればA。

これが一番味がよく、よく見ると一つ前の図のL字型に戻っているとこがポイントです。

f:id:kazutan0813:20161203203638p:plain

↑次も似ている派生図ですが、やはり黒から打てば生き、白から打てば死ぬ形です。白からはAと打てばL字型ですね。

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↑さらに上記二つを融合したような図。これは星のオオゲイマジマリの三々に入る定石で出てきますよね。白から打っても黒を殺すことはできません。ところがAの地点の白石があると、無理やり二段コウにする手段が出てきます。詳しくは本書で(笑)

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↑これも派生図ですが、白から打っても黒は死にません。ですがAの地点に白石があると死にます(^_^.)

これは大まかなL字型の説明ですが、2,3番目の図にハネ一本加わった図とか割と厄介です。他には難解な一合マス形、辺の死活としてクシ型や六死八生の派生形などたくさんあります。

さっそく基本死活を勉強しよう!

最初の文と矛盾するのですが、実はこの基本死活をマスターしている高段者はほぼいません( ゚Д゚)県代表クラスですら怪しげな人がいます(笑)しかし本当に強い人は間違いなく会得しているのも事実です。

私は三段ぐらいの時に基本死活の勉強に取り組み、その甲斐もあって死活力の土台が身につきました。仮に現時点で同じ棋力でも基本死活ができているのとそうでないのでは、その後の伸びしろが格段に違います。

基本死活と言っても結構難しいので、初~三段程度の詰碁ができるようになってから取り組むのがお勧めです(^^)v

見た瞬間答えが出てくれば実力が付いた証拠!

また基本死活は見た瞬間に答えが見えてくるレベルまでやり込んで初めて意味があります。考えているうちはまだ本物ではありません。まあ一合マスは私もかなり怪しいのですが(笑)

自分が指導する人には棋力にもよりますが、まずこの死活事典をマスターして来いと指示します。話はそれからだと・・・。実戦に必ず現れる図ばかりですので、即効性の高さは他の追随を許しません。

下巻は基本死活ではない

ちなみに下巻のほうは、なぜか基本死活ではなく古典詰碁の詰め合わせなので購入する必要はありません。(なので上巻が一万円前後している時でも下巻は定価以下でした(;^ω^))

評価ですが文句なしのSです。

というか私が持っている棋書の中では一番評価高いです( ^ω^ )

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