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囲碁が強くなりたい(`・ω・´)

東洋囲碁8~9段、幽玄の間8段で打っています。囲碁の上達法や棋書の書評等をメインに書いていくブログです。

囲碁上達法~初・二段編(前編)

初・二段の人がさらに上を目指す勉強法

囲碁を始めた人の最初の大きな目標であるのが「入段」です。ようは有段者の仲間入りのことですね。

とにかく晴れて段持ちになりました。下の棋力の人たちも結構増えてきますが、上にもいっぱい待ち構えています(笑)

初段であえて止まる!?

そういえば趙治勲先生が著書で面白いことを書いていました。

初段になったらそこで止まってみたらどうですか?上にも下にも相手がたくさんいて楽しいですよ。

なるほど、確かに一理ある意見かもしれませんね。囲碁を程よく楽しめればいいという方にはおススメかもしれません。

強さを求める者たち

しかし!!いくら棋力が上がってもさらに強くなりたいというのが、人間の欲というものです(笑)

特に当ブログを見にくるような人に、「程よく楽しめればいい」とかいう甘っちょろい事を思っている人はいないでしょう(; ・`д・´)

私もそんな人種でした。なんにせよ「悪魔に魂を売ってでも棋力を上げたい」ぐらいの気合いは欲しいですね!(ウソです)

基本を作り上げよう

それでは本題に入ります。

      f:id:kazutan0813:20170331234116p:plain

 ↑は以前紹介した↓の記事でも説明した図です。

囲碁上達法~一桁級位者編(前編)

初・二段クラスになったら、この図でいう基本の力を作り上げることが大事になってきます。

やはり詰碁・手筋が再優先

一般的に基本レベル(初段前後レベル)とされている詰碁・手筋を解けるようなる事が再優先です。

やはり詰碁・手筋は碁の地力養成に必要不可欠ですから。

この分野の鍛錬を避けると、他の分野を頑張ってもおそらく思うように結果は出ないでしょう。

棋書カテゴリ「詰碁・死活」と「手筋」の早見表 

↑の記事に、棋力別で詰碁・手筋の棋書を探すことができます。

アマ9~1級レベルの詰碁・手筋ができない人がいれば、まずはそちらをしっかりとマスターしてください。基礎レベルができていない人が基本レベルに取り掛かるのはあまりおススメできないので。背伸びした勉強は長続きしません。

序盤感覚をしっかりと鍛え、システム布石もかじる程度には

次に序盤感覚の分野をマスターしてください。

棋書カテゴリ「序盤感覚」の早見表 

 ↑「序盤感覚」の早見表の、初段レベルまでの棋書は8割以上の正答率が欲しいですね。

序盤の石の方向が明るくなると今後、三・四段レベルさらにもっと上のレベルに上がりやすくなります(^^)v

・ 棋書カテゴリ「システム布石」の早見表 

↑そして余裕があるならシステム布石の分野の勉強にも手を出してもいいでしょう。

個人的には、置碁の延長線の意味もあり比較的シンプルな内容が多い「三連星」を、まずはしっかりと勉強するのがいいかなと思っています。

 ・「序盤感覚とシステム布石についてのお話し」

↑併せて読んでみてください。まあ序盤感覚の勉強が優先だという事です(笑)

 中編では棋譜並べ・ヨセについてお話しします。

 ・囲碁上達法~初・二段編(中編)

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「新版 基本布石事典【下巻】」~布石研究の教科書!

システム布石の研究に必須

こんにちは(´・ω・`)

今回紹介するのは、日本棋院出版、依田紀基

新版 基本布石事典【下巻】です。

「新版 基本布石事典【上巻】」

に続く布石事典になります。

本書では、「星」「小目」「その他」の布石を取り上げています。

布石の勉強の有用性は計り知れません。

「アマは中盤で勝負がつく。」「ヨセが稚拙だと布石がうまくても勝てない。」「序盤は3線以上なら適当に石を転がしても碁になる。」などの意見もありますが、ここでは敢えて言わせてもらいます(`・ω・´)

布石が下手だと碁が楽しくない!!

「勝てない」ではなく、「楽しくない」のです。

布石が下手だと中盤戦では、すでに不利な状態から始まります。毎回中盤やヨセで勝ちを手繰り寄せるのはしんどいですよね(笑)

そもそも強くなればなるほど、布石で遅れていては勝てなくなります。

布石の分野は勉強すれば短期間に結果を出すことができますし、詰碁や棋譜並べほど労力も必要ではないので、取り掛かりやすいのもメリットです(^^)v

本の内容

本書の構成は、

第1章:星(平行・タスキ)16型

第2章:小目(平行・タスキ)35型

第3章:目外し・高目他 10型

となっております。

問題図

f:id:kazutan0813:20170505223317p:plain↑第1章から一部を選出しました。

第1章の「星」には二つの考え方があります。宇宙琉と言われる武宮正樹九段のように、二連星から三連星に発展させ、大模様の碁に持っていく考え方。模様の碁にもっていくには、星が最も有効です。

次に、呉清源先生のように、隅を星の一手で済ませ、早足に辺に展開する考え方で、スピード重視の星です。ただし、三々が空いているので、当然ながら地の甘さは否めません。厚みと実利のバランスを考慮に入れることが肝要であります。

f:id:kazutan0813:20170505223639p:plain↑第2章から一部を選出しました。

第2章の「小目」は、昭和年代に多用されていましたが、当時に比べ近年は出番がやや少なくなってきています。小目は実利に就きやすく、また戦闘力もあり、変化が多い布石になる公算が高いです。したがって、特に局面にマッチした定石選択、局面の展開を考えるのが重要です。

f:id:kazutan0813:20170505223844p:plain↑第3章から一部を選出しました。

第3章の「目外し・高目」の布石は現在は特殊な布石といえます。

もちろんこれらを愛用しいる人にはもってこいの教材、そうでない人にも鑑賞用としての価値があります。

一通りの布石の基本が身につく

事典だけあってとにかく量が多いです。布石の基本を身につけたい人は、盤に並べてみてください。一冊終わる頃にはあなたの布石力は格段に上がっているでしょう(*^^)v

評価A(^ω^)

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「辺の戦い辞典」~辺の攻防の力が身につく!!

辺の攻防の専門書

こんにちは(´・ω・`)

今回紹介するのは、棋苑図書出版、韓国棋院編集

辺の戦い辞典です。

皆さんは辺での戦いは勉強していますか?

「隅の攻防」についてまとめた棋書はかなりの数があるのですが、これが「辺の攻防」になると、急に数が減ります。

しかし中盤の主戦場は、隅と同じくらい辺の攻防が重要になってきます(´・ω・)

辺の戦いにも一種の「定石・決まった形」のようなものが存在します。読みの力だけではなく、この「辺の戦いの法則」を知っているかどうかが、勝負に直結することも多々あります。

本書では、実戦にしばしば出現する辺の攻防を集めて、「辺の戦い辞典」としてまとめています。

互先・置碁両方の型があり、幅広く辺の攻防について学べます(^^)v

本の内容

本書の構成は、

序章:辺の戦い・三つの禁止事項 

第1章:定石後の辺の攻防 (置碁編) 9型

第2章:定石後の辺の攻防 (互先編) 15型

第3章:ボウシをめぐる攻防 8型

第4章:小目のシマリ後の攻防 4型

となっております。

問題図

f:id:kazutan0813:20170504133618p:plain↑第1章から一部を選出しました。

誰もが一度と言わずに、遭遇してきたであろう型ばかりですね(;´・ω・)

まさに「辺の定石」ともいうべき型でしょうか。互先でも出てくるので、これらの変化をマスターしておく事はとても重要になります。

f:id:kazutan0813:20170504133812p:plain ↑第2章から一部を選出しました。

右上の図はよく出てくるので、一通り変化を覚えておきましょう。

下段の図はとても嫌らしいですね(笑)こういう手段に対する対策は、ある程度決まっています。詳しくは本書で(´っ・ω・)っ

f:id:kazutan0813:20170504134032p:plain ↑第3・4章から一部を選出しました。

上段の図は、置碁でもよく出てくる手ですね。下手が困るような手ばかりですが、しっかりと対応すれば簡単に黒がよくなります。そうなれば置石を減らすことができるでしょう(^ω^)

下段の図は少し高級な話になります。小目のシマリ付近は少し難易度が高くなるのが特徴です。

級位者から有段者以上まで役に立つ

 本書は級の人の指針になるような辺の戦いをテーマとしたものですが、有段者や高段者にも役に立つ内容です。

辺の戦いでいつもやられてしまう人にはありがたい棋書です(笑)

評価A(^ω^)

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「詰碁・五十三次」~橋本詰碁を堪能できる

有段者向けの実戦型詰碁

こんにちは(´・ω・`)

今回紹介するのは、棋苑図書出版、橋本宇太郎

詰碁・五十三次です。

橋本プロは、詰碁を勉強する際に

ひとつの問題を急いで解決する必要はありません。ゆっくりと時間をかけて、一日に一題でも、二日に一題でもよろしでしょう。そしてある問題が解けなければ、あきらめて答をみるということでなしに、それは暫く後回しにして、次の問題をやってみるという風に、気長にやっていただきたい。考えること自体が碁の勉強であって、決して無駄にはなっていません。

との考えを持っており、今でも誤ってるとは思わないそうですが、最近これとは別の考え方も有り得ると思うようになったそうです。つまり、

わからない問題があれば、すぐに答えを見て覚える。

これは私も愛用している勉強法で、特にアマの場合はこの方法で十分だと思います。

もちろん繰り返し解くというのもセットですよ(´っ・ω・)っ

なお某プロ曰く、プロを目指すような(レベルの)人はこの方法だけでは不十分だそうです(´・ω・`)

さて本書は、詰碁の大家である橋本宇太郎プロの詰碁をまとめたものになります。

本の内容

1ページに2問の形式で、計240問の詰碁が収められています。

題名の「五十三次」にたいした意味はないとされています。

「碁の上達には昔の人が旅をしたように一歩一歩前進する以外にない、碁の世界には『こだま』や『つばめ』のような特急はない」という意味に解されてもよし、

「単なる思いつき」だと解して頂いてもよろしいとのこと(笑)

問題図

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↑黒先生きの問題です。読む場所もそこまでないシンプルな問題ですね。

f:id:kazutan0813:20170503180625p:plain

↑黒1から3は先手で打てます。しかし、白4と取られた後に黒が生きる手段がありません。

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↑黒1と捨て石を増やすのがちょっとした妙手!!

白2と応じるくらいです。

f:id:kazutan0813:20170503180815p:plain

↑ここで黒1からを決行します。黒3を先手で打てるようになったのが3子にして捨てた効果で、黒5まで無事生きることができました。

f:id:kazutan0813:20170503180929p:plain

↑もう一問、黒先の問題です。

バラバラになった黒石が生還するには、真ん中の白石を取るしか道はありません。

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↑初手黒1(△)に放り込んだ後、黒3が決め手!!

この後白がどう応じても、種石が助からないことを確認してください。

詰碁力を鍛えるのにオススメ

「詰碁歳時記」

「詰碁・奥の細道」

・詰碁中仙道

と同様に、高段を目指す人にピッタリなそこそこの難易度の問題が沢山あります。

詰碁が得意なら初段の人でも解けるでしょう。

私も上記の詰碁集のおかげで、読みの力がかなり付きました(^ω^)

評価S(`・ω・´)

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