囲碁が強くなりたい(`・ω・´)

囲碁の上達法や棋書の書評等をメインに書いていくブログです。

(囲碁)理論派と実戦派

理論派と実戦派の違い

アマ碁打ちは大きく「理論派」と「実戦派」の二種類に大別することができます。

ちなみに私は理論派です(^_^)/

以下は大まかな傾向です。

理論派

強み

・棋書による勉強に熱心。

・棋理に明るい。

・筋や形がいい。

・布石や定石などの知識が豊富。

・じっくりとした碁が得意(ヨセが得意)

弱み

・読みが弱い。

・戦いに不慣れ。(非力である)

・不測の事態に対応できない。

・負けるときはあっさり負ける。

また、良くも悪くも安定感のある碁を打ちます。格下には安定して勝てますが、格上にはなかなか勝てないタイプです(´・ω・`)

布石・定石本や理論書とかが大好物な人種です(笑)

「非力な碁」「教科書通りの碁」などと揶揄されることもあります。

 実戦派

強み

・読みが強い。

・戦いの碁が得意。

・嗅覚が鋭い。

・粘り強い。

弱み

・棋理に暗い。

・筋や形が悪い。

・無理手を打つことが多い。

・ヨセが苦手。

「悪力(あくりき)」という囲碁用語はご存知ですか?これは、「筋は悪いが読みの力の強い碁。妙なところで力を出す碁。」という意味ですが、典型的な実戦派を表現するにはピッタリな言葉です。

この他には「筋悪の力碁」という呼び方もあります。

実戦対局だけの叩き上げで強くなってきたタイプが多いです。勝負どころの嗅覚が鋭く、相手が困る(嫌がる)手を熟知しているイメージでしょうか。

不思議な事に詰碁や手筋をガッツリやっている人はそこまでいません。従って読みはそこまで強くないけど、力は強いという人も多数存在します(笑)

※ちなみにアマでも棋力が上がれ上がるほど、理論派でも実戦派でも、それぞれの弱点は小さく(消える)なります。

どっちが強い?

それぞれに強みと弱みがあるのですが、アマでは実戦派が幅を利かしている印象があります。(棋力は同じくらいと仮定した場合でも)

序盤は棋理に明るい理論派がリードすることが多いのです。しかし中盤以降、石が競り合ってくると途端に失速します(^_^;)そしてヨセに入る前に負けてしまうといった感じでしょうか。

得意の序盤においても実戦派がハメ手や定石外れを仕掛けてきて、やられてしまうパターンも少なくありません。

私も何度もそんな負け方をしていました(~_~)

結局囲碁は、腕力が強い方が大体勝ちます。

理論派の課題

模範的な回答としては、詰碁と手筋の勉強をして地力をつけるのが王道にして早道でしょう。

棋書カテゴリ「詰碁・死活」・「手筋」の早見表

また、実戦派は力自慢である反面、筋が悪い手や無理気味な手を打ってくることが多いです。そして理論派はそれを咎めることができずに無理を通してしまう・・・。思い当たる節はありませんか?

無理手やウソ手の咎め方を学ぶ棋書は数多くあります↓

棋書カテゴリ「ハメ手」の早見表

私もかつては相手の無理手・ウソ手を咎められずに苦労しましたが、棋書で勉強して克服してからは一気に世界が変わりました。オススメの勉強法です。

他には、中盤の分野専門の棋書を勉強するのも有力です。

棋書カテゴリ「中盤」の早見表

理論派は棋理に明るいために、腕力をつけることができれば、かなり強くなるでしょう(*^^)v

実戦派の課題

 筋や形の悪い手を打たないようにすることが一番大事でしょう。これが治らないと非常に厄介な上達の壁になってしまいます。筋をよくするためには手筋や棋譜並べが有力です。

また、序盤感覚を鍛えて苦手分野の克服を目指しましょう。

棋書カテゴリ「序盤感覚」の早見表

当然ヨセの勉強も大事です。ヨセが強くなることで碁に安定感が出てきます。

棋書カテゴリ「ヨセ」の早見表

弱点克服がカギ

理論派・実戦派双方、弱点の克服がカギになります。その為の勉強は辛い面が多いと思いますが、強くなりたければ逃げずにやりましょう(^_^;)

↓一日一回の応援クリックよろしくお願いしますm(_ _)m

 
囲碁 ブログランキングへ

「隅には魔物が棲んでいる」~実戦死活を学べる!

実戦に頻出する死活!

こんにちは(´・ω・`)

今回紹介するのは、東京創元社【出版】、梁 宰豪,・金 成来【著】

隅には魔物が棲んでいるです。

死活は囲碁の最も基本であり、重要な分野です。なかでも実戦に頻出する死活の研究は、棋力を上げるためには避けては通れない道になります。

実戦死活がある程度身についてくると、自分の囲碁に自信がつきます。そう簡単には石が死ななくなりますからね。

本書では、実戦で登場しやすい形の死活を集め解説しています。

本の内容

第1章:小目の死活

第2章:高目の死活

第3章:目外しの死活

第4章:三々の死活

問題図

f:id:kazutan0813:20180504163223p:plain

↑よく実戦に出現する形で、白1からの死活の攻防が見ものです。

黒2の時どうしますか?ちなみに黒2でA~Cの時の変化も収録しています。

f:id:kazutan0813:20180504163501p:plain

↑白1のハイは真っ先に考えるでしょう。上図のようになれば白の無条件生きになり、実際にほとんどのアマがこのワカレになっていると思います。

しかし、実は白1は失着です。私も本書を読むまで知りませんでした(^_^;)

f:id:kazutan0813:20180504163745p:plain

↑白1には黒2のコスミが妙手で白無条件で死にます。詳細は本書を見てください。

f:id:kazutan0813:20180504163859p:plain

 ↑ということで、白1から7までとコウにするのが、双方最善でした。

即戦力級の一冊

問題図のように、実戦で即座に使える死活ばかりを収録しています。内容はアマ高段者レベルの問題もありますが、級位者や低段者の方でも答えを見るだけで勉強になるでしょう(*^^)v

象棋力はアマ初段以上推奨です。

評価S(`・ω・´)

 ↓一日一回の応援クリックよろしくお願いしますm(_ _)m


囲碁 ブログランキングへ

「男なら大上段・誘惑の布石」~男の布石!!

主に星打ち布石の解説

こんにちは(´・ω・`)

今回紹介するのは、広済堂産報出版【出版】、淡路修三【著】

男なら大上段・誘惑の布石です。

怪しげなタイトルですが、中身はいたって普通の布石本です(笑)

中国流・二連星・三連星・ミニ中国流・小林流などの、星打ちの基本構想や定石を簡明に解説している点や、著者のオススメ定石と好まない定石の提案と照明などが特徴です。

ちなみに表紙には若き頃の淡路修三九段の写真があります(^ω^)

本の内容

第1章:三連星は戦いに強い布石

第2章:三連星と二連星は兄と兄弟

第3章:一隅シマリで堅実な布石

第4章:誘惑の布石、中国流の研究

付章:タスキ星なら部分戦へ

問題図

f:id:kazutan0813:20180502230444p:plain

↑白1のカカリに黒2からの攻めは当然。白5と打った時に黒はどう打ちますか?候補はいくつかあります。

f:id:kazutan0813:20180502230951p:plain

↑本書でのオススメは黒1(!)のブツカリでした。私も初めてお目にかかりました(笑)

たしかに黒7まで黒が好調ですね。

f:id:kazutan0813:20180502231103p:plain

↑黒1のコスミはいたって普通の発想です。黒3までとなればやはり黒不満なしでしょう。前図との優劣は私にはわかりません(笑)

f:id:kazutan0813:20180502231209p:plain

↑本書では触れていませんが、私の記憶ではこの形では黒1のケイマが有力です。確か韓国の劉昌赫九段が発見した手でした。白Aとツケてくれば黒が固まるのでありがたいのです。

温故知新

昭和59年発行ということで、結構昔の棋書になります。当然最新形を学ぶことはできませんが、システム布石の初期の考えなどを学ぶことは、現在の布石にも生かせることができると思います。

象棋力はアマ3級以上推奨です。

評価B( ˘ω˘ )

↓一日一回の応援クリックよろしくお願いしますm(_ _)m


囲碁 ブログランキングへ

囲碁上達における、本ブログ内での「基礎」「基本」「応用」「個性(棋風)」の定義

本ブログ内での定義を説明

f:id:kazutan0813:20180420222747p:plain

↑たびたび登場する「囲碁上達の図」です。

それぞれの定義を教えてくれという声が多数よせられましたので、説明いたします(^_^)/

※本来は定義とか決めることができない類の話なのですが、やはり具体的な指標がないと迷ってしまう人もいるかと思われるので無理やり定義しています(笑)

f:id:kazutan0813:20180421001219p:plain

↑棋力表も参考のために貼っておきます。

基礎(級位者の間に身につけたい)

以下は一例です。

・簡単な詰碁・手筋の習得。いわゆる「3手の読み」ができる。

棋書カテゴリ「詰碁・死活」・「手筋」の早見表 -

↑ここで「アマ20級~10級」と「アマ9級~1級」となっている棋書が目安。

・一本道のシチョウを読みきることができる。

・石の形の急所や愚形、好形などを一通り理解できている。

・布石の大場や急場といった概念を理解できている。

・基本定石を打てる。(覚えている)

基礎をしっかり身につけることが有段者への近道です。

仮に同じ棋力だとしても、基礎がある人とそうでない人では、その後の伸び幅が全く違います。

基本_下位(初段~4段の間に身につけたい)

以下は一例です。

・初段前後の詰碁・手筋や基本死活の習得。5手~7手くらい読める。

棋書カテゴリ「詰碁・死活」・「手筋」の早見表 -

↑ここで「アマ初・2段」と「アマ3・4段」となっている棋書が目安。

・基本定石を理解して、正しく運用できる。

・やさしめの「序盤感覚」、「システム布石」の習得。

・やさしめの「ハメ手」や「新定石・裏定石」の習得。

・やさしめのヨセの能力・知識を一通り習得。(例:10目と20目のヨセを間違わない)

棋譜並べをこなす。(1000局目安)

ここまで努力すれば一般的なアマ高段者程度にはなれるかと思います。

基本_上位(5段~7段の間に身につけたい)

以下は一例です。

・有段者~高段者レベルの詰碁・手筋の習得。10手以上の読める。

棋書カテゴリ「詰碁・死活」・「手筋」の早見表 -

↑ここで「アマ5・6段」となっている棋書が目安

より精度の高い「序盤感覚」、「システム布石」の習得。

・より精度の高いヨセの能力・知識を習得(例:5目と10目のヨセを間違わない)

棋譜並べをこなす。(5000局目安)

・難解な「ハメ手」「新定石・裏定石」をある程度習得。

ここまで努力すれば、アマでもかなりの打ち手(地区代表クラス)を狙えるでしょう。人によっては県代表クラスまでいけるかもしれません。

応用(県代表以上を目指すなら)

ここからは如何にプロレベルに近づけるかが重要です。

私もまだまだ試行錯誤している段階です(´・ω・)

以下は一例(というか考察)です。

・さらなる読みの精度向上。

棋書カテゴリ「詰碁・死活」・「手筋」の早見表 -

↑ここで「県代表クラス」と「アマトップクラス」となっている棋書が目安

 ただアマとしてはこれ以上の読みの力はオーバースペックかもしれません。あるに越したことはないのですが、持ち時間が短いアマの碁ではプロのように何時間も読みに時間を費やすことはできませんから・・・。

・プロ級の感覚や大局観・構想力の習得。

私の考えではこれが一番重要かと思っています。

プロ(AI)の棋譜を並べまくったり、県代表クラスやプロ級の人と検討・研究など行える環境に身を置くことが重要だと思います。最近ではAIの進歩により、囲碁ソフトを活用する手段も出てきました。

・プロ級のヨセの精度の習得

少なくとも市販しているヨセの棋書はほぼ読破しましょう。さらにレベルの高い人はプロの棋譜からヨセを学んでいきます。

ちなみに、3目と5目のヨセを間違うようでは県代表になることも厳しいかもしれません。

・プロレベルの知識の習得

「システム布石」や「新定石・裏定石」の知識量を可能な限り詰め込みましょう。世の中にはこれらの勉強をしないアマ強豪もいますが、天才ではない限りやっていおくべきです。

とにかくやれることはなんでもやるくらいの気合いが必要です(笑)

個性(棋風)

ここで定義している個性は棋風と変換できます。これは基礎~基本(応用)までの土台をある程度完成させた上で、他の人との違いを出していく領域と定義します。

当然級位者でも低段者でも、個性は持っています。

個性は囲碁の勉強量が影響するのはもちろん、その人の性格、生活環境、人生経験なども大きく関係してきます。

贔屓のプロ棋士などに影響されることもあるでしょう。

私は子供の頃から地にカラい碁を打っていました。目先の利益や現ナマを大事にする性格でしたので(笑)

戦う碁が好きな人がいれば、じっくりした碁を好む人もいるでしょう。みんな個性です。

自分の個性を存分に発揮するには、下の土台である基礎~基本(応用)が大事であると私は主張します。

 あくまでも目安です

一応定義を書き出しましたが、私の独断と偏見で決めたことですので、あくまでも目安程度に捉えてください。

なんとなくのイメージを持ってもらえれば幸いです( ̄▽ ̄)

それと補足なのですが、実戦対局はどの棋力でも最重要です。沢山打ちましょう。

↓一日一回の応援クリックよろしくお願いしますm(_ _)m


囲碁 ブログランキングへ